こらしょのベッド〜生後2123日
2021年7月24日土曜日 もも5歳9ヶ月23日
昨日、たっぷり神鍋で遊んだ後、ももは、疲れたのか、車の中で2時間近く寝た。そのせいで、昨晩は床に入ってから、ぐずぐず寝ず「眠たくない」と泣き出す始末。
すぐに寝入った僕は、早く寝なさいと妻が、ももを叱る声で目覚め、ももをおんぶしてしばらくあやし「もものクロワッサン屋さん」と言う即興のお話をした。我ながらまとまりなく、つまらない話だったせいか、ももからアンコールはなかった。僕は話しながら時々意識を失い、話終わると寝た。次に気がつくと、ももは寝ていたので、お話の効果はあったのだろう。
寝るのは遅かったはずなのに、ももは6時半には起きて、僕と妻を起こした。
ももは「子どもチャレンジから小学校準備号」に入っていた「目覚ましこらしょ」が気に入っている。
こらしょのベッドを作り、こらしょの部屋を作り、似顔絵を書いている。しまじろうといい、こらしょといい、子どもの心を掴むキャラクターを開発するベネッセ恐るべしと思う。
ももは、まだ時計は読めない。小学校準備号に同梱されていたタブレットのクイズで時計がらみのものは「お父さん答えて」と振ってくる。
もも、いずれ分かるようになるよ。あせらないでね。
楽しい草遊びと東京オリンピック〜生後2122日
2021年7月23日金曜日 もも5歳9ヶ月22日
今日は朝から神鍋のキッズランドで遊んだ。草の上で、自転車、草そり、スノーボードのような遊具で遊べる。一日大人3000円、子ども2000円と高いかなと思ったけど、とても天気が良く、楽しそうだったので、遊ぶことにした。
やってみると楽しい。ももだけでなく、妻も僕も楽しい。9時半くらいから、4時間、たっぷり遊んだ。
遊んだ後、道の駅併設の温泉で汗を流した。温泉に入っている間に、道の駅のレストランが閉まってしまい、食事ができるところを探して、たどり着いたのが「神友タニダハウス」。やや大げさな名前だけど、普通の感じの良い喫茶店だった。ランチタイムを過ぎていたけど、快く対応してくださり、とても感じが良かった。
神鍋からは、2時間少しで自宅に着いた。途中、阪神間が一望出来る展望台に行った。快晴だったので、猪名川方面から、関西空港、淡路島まで綺麗に見れた。
クタクタになったけど、楽しい二日間を終え、自宅に帰り眺める「東京オリンピック開会式」。どんな気持ちで、皆このセレモニーを見ているのだろう。
今朝、ホテルを出る直前、NHKで国立競技場に関する番組を放映していた。その最後に登場した建設会社の方が「この建築は100年建築。子どもや孫に、お父さんが作ったんだよ」と言えるのが、誇らしいと語っていた。
その通りだと思う。
でも別の一面から見れば、作った費用は私たち大人は負担することなく、子どもや孫が支払う。平成21年に国土交通省が発表したデータでは、公共施設の総コストのうち、建築費は27%。公共施設を作るとその3倍近いコストが、後世に送られる。
一体、東京オリンピックのために日本中にどれほどの建築物が作られたのだろう。ももや、子どもたち、孫たちにいくらのコストが送られるのだろう。そのコストを説明したら、ももや子どもたちは、大人が作った、この建築物たちを欲しいと言うのだろうか。
さらに開会式の演出や舞台に使われる様々の物品、衣装、プロジェクションマッピングのソフトなど。多くは今日限りのもの。
コロナ禍で成立した予算の予備費30兆円。国会の議決不要の凄まじい税金が、政治と官僚の裁量の下に預けられている。
阪神大震災、東日本大震災、コロナ禍。災害が起きるたび「復興」の御旗の下、莫大な税金が費やされ、そのツケが後世に送られる。さらにオリンピック。
東京オリンピック可否の議論のほとんどは「感染防止」。選良と呼ばれる政治家や官僚、評論家の誰か、ひとり位は「コロナ禍で莫大な支出が必要な今、これ以上のコストを、後世に送らないために、東京オリンピックは見合わせよう」と言ったのだろうか。
コロナ禍、東京オリンピック後、確実に日本社会、世界は今よりさらに大きく歪むと思う。僕は破綻を見ずに済むかも知れないが、ももは、見るかも知れない。
まちのすみっこで、目立たず暮らしながら、風の変化、小さな音に耳をそば立て、生き延びる知恵を、僕はももに教えてやれるだろうか。
楽しかった時間の後、空虚なセレモニーの映像を見ながら思った。
コテージ〜生後2121日
2021年7月22日木曜日 もも5歳9ヶ月21日
最近、ももが「コテージ行きたい」と言うようになった。「いつ行ける?」「長い休みいつ?」と繰り返し聞くので、先日、連休に泊まれるコテージを探した。
連休前ギリギリだったので、目ぼしいコテージは、どこも満室。やむなく楽天トラベルで、あまり遠くない楽しげなホテルを探して、夜はバーベキュー、花火、カブトムシ取りと楽しめそうなところが、神鍋にあったので予約した。
今日は、朝からももは大張り切り。朝一番に起きて「今日はコテージだよ」と僕と妻を起こした。支度をして午前中に自宅を出て、寄り道しながら、夕方に神鍋に到着。実はコテージでも何でもないが、ももは「コテージ」と信じ切っている。
あまりに信じ切っているので、少し罪悪感。近いうちに、本当のコテージに連れて行ってやらないと。まあ、ホテル前の芝で、楽しげにしている様子を見ると救われる。
カブトムシ探しは、結構大変そう。ホテルから結構歩くことがわかると、妻は早々と「私はいいわ」と冷たい。
夜のバーベキューの後、どうするか考えよう。
もも、今日は楽しもうね。
結局、カブトムシ取りは断念。ももは、バーベキューの時、周りにいた子どもたちと走り回り、終わると花火で楽しみ、秒殺で就寝。子どもの、見知らぬ子ども同士で遊ぶ能力、あっさり寝る力、大人が見習うべきなのかも知れない。
もも、おやすみなさい。良い夢を。
お地蔵様とじかんわり〜生後2120日
2021年7月21日水曜日 もも5歳9ヶ月20日
自宅マンションから坂を降りたところに、お地蔵様が祀られている。二年前くらいから、ももと、時々、お茶をお供えするようになった。
だいたい月に一度くらいお茶をお供えして、お下がりは、自宅で家族3人でいただく。
今朝も、幼稚園の登園前にももとお地蔵様に立ち寄り、お茶をお供え。毎月、近くの神社にお参りするからか、ももは、お地蔵様の前で柏手を打って「お地蔵様、ありがとう」と言う。
ももは、時々「ももちゃん、幼稚園行きたくない」と言う。今朝もそう。
と言いながら、昨晩、幼稚園の「じかんわり」を自分で作っていた。
おやつの時間の「ろあんぬ」は、ブルボンのロアンヌのこと。僕が好きで、ももにも、食べささせていた。二枚ずつ一つの袋に入っているので、持たせやすい。書いているということは、もものお気に入りだということだと思う。自分が好きなものを、ももが好きということが少し嬉しい。
自宅を出る前、「おとうさん、あげる」と人形を貰った。これまた嬉しかった。
めせじ&けーき〜生後2119日
2021年7月20日火曜日 もも5歳9ヶ月19日
昨晩、帰宅したのは午後10時。家に帰ると、ももは、まだ起きていた。「おとーさーん!」と飛びついて来る。
もちろん、僕が好きと言うこともあるだろうが、しばらく僕と遊ぶことを理由に、寝るまでの時間を引き延ばせると言う、子どもながらの打算もある。(そちらの方が、大きいか?)
でも、何にせよ嬉しく「ももちゃーん」と応じて、抱っこしたまま、少しぐるぐるして、ももを床に下ろす。
すると、ももは「わたしが作ったストロベリーパフェ」とお皿を見せた。
「めせじ」には、「けーき」と書いてあるが、パフェでもけーきでも、どっちでも良い。
「ありがとう!食べる食べる」と大げさに喜びパクパクしてみる。会社のスタッフには、決して見せられない、ふにゃふにゃ状態。
ももは、さらに「みてみて、王子様」と自作の衣装を身にまとう。
「これは王子様って言うより、エプロンだね」なんて興醒めなことは、決して言わない。「すごーい、かっこいいねー」とメロメロ。
ももは、しばらく僕の周囲にまとわり付き、満足すると、二階に上がり、あっと言う間に寝落ちた。どんな夢を見るのかな?もも。
夏の寝ぞう〜生後2118日
2021年7月19日月曜日 もも5歳9ヶ月18日
今日、夏を感じた。
我が家の夏の到来を知らせるのは、ももの、寝ぞう。
冬には、ももは、寝ている時、ほとんど布団から動かない。しかし、暖かくなるにつれて、動きが活発になり、夏には最高潮となる。
ベッドでは危ないので、ベッドの下に布団を敷いて寝るのに、寝ている間に、なぜかベッドに這い上がり、そして落ちる。
昨晩も布団の南側に大きく移動し、床のタイルの上に寝ていたのを夜中に布団に戻した。しかし、朝には、次の休みに洗って圧縮して保存するつもりで布団の西側に置いていた、かけ布団の上に寝ていた。
朧げながら、寝ている時、ももの足が、片側の布団に寝ていた僕の顔に当たった記憶があるので、寝ている間に、少なくとも南→北→西という移動をしたのだと思う。
まるで、夏の夜に活動が活発になる、カブトムシみたい。違うのは、起きても寝ても活発ということか。
お昼間も、幼稚園で元気に過ごしてね。もも。
ツンデレと興醒め〜生後2117日
2021年7月18日 日曜日 もも5歳9ヶ月17日
日曜日、おばあちゃんの家から帰って来たももと、オムライスを食べた後、ももと、妻と、僕の3人で、いつもの公園に行った。
ももは、いつものように自転車で疾走。いつもと違うのは、僕への対応。僕と2人の時は「お父さん、お父さん」と何するにせよ、くっついて来るが、妻といる時は、いつもツンデレ。
「ももちゃん、一緒に公園くるりんしようよ」と言うと「お母さんが良い」と言い、自転車で走り回る、ももの後ろをついて行くと「お父さん、なんでついてくるの?追いかけて来ないで」と言う。
やむなく、ももは、妻に任せ、悲しみを堪えて、ひとり自転車で公園をぐるり。
ようやく高波対応を終えて、ほぼ囲いが取り払われた公園と防潮堤。あちこちにフェンスと、扉があり、これからは夜は入れなくなるらしい。
目的は詳しく知らないが、多分、防犯対策とかだろうか。入るのを制限すると、犯罪が減るものかは知らないが、「この場所」での犯罪件数を多少減らす効果はあるのかも知れない。
一方で、夏の日に、少し夜更かしして、親子で花火をしたり、散歩をしたりする時間や思い出は、確実に減るように思う。
僕には、科学的な立証を出来る根拠はないのだけど、大人がいろんな都合で制約をかけて行くことの方が、長い目では問題を拡げ、伸びやかな環境で子どもを育てた方が、長い目では不幸な出来事を減らせるのでは?
ももに、ツンデレされて寂しい思いと、興醒めな思いで、防潮堤やフェンスを眺めた。
もも。ももは、伸びやかに、お父さんに存分にツンデレしても、甘えても良いんだよ。