たまご割り〜生後2117日
2021年7月18日 日曜日 もも5歳9ヶ月17日
午後過ぎに、姫路のおばあちゃんの家から、ももが帰って来た。
途端に僕は、慌ただしくなる。お腹が空いたと、妻とももが言うので、あり合わせの食材でオムライスを作った。
ももは、小さい頃から、たまごを割るのが上手。たまごをトントンと軽くキッチンに叩きつけ、少しだけ、ひびを入れて、ひびに指を入れてパカっと割る。
何度か、一緒にやると、割とすぐにできるようになった。
たまごを割る前に「誰か、お父さんがたまごを割るの、手伝ってくれる人いないかなー」と言うと、機嫌が悪くなければ「はいっ!」と言って手伝ってくれる。
今日は、2日ぶりに会うので、ももは、ご機嫌。すぐに手伝ってくれた。
オムライスは、味が控えめになったけど、まずまずの味だった。
トレーナーとケーキ屋さん〜生後2116日
2021年7月17日土曜日 もも5歳9ヶ月16日
今日、ももは、おばあちゃんの家から帰って来なかった。おばあちゃんの家で、ももは、妻の弟、つまりおじさんが新しく買った、トレーニングマシンの使用法を見て、おじさんにトレーニング。
それが終わると、妻とおばあちゃんと一緒にケーキ作り。終わると、おばあちゃんの家の玄関にケーキ屋さんの看板を掲示。
そして近所の公園で、思いっきり走り回る。
これだけ楽しむと、帰って来ないよね。
ももと、妻がいない時間。ホッとする時間で、落ち着く時間でもある。でも、いつも3人が暮らす家に一人でいると、子どもが大人のコートを着ているような、自分の家なのに、不思議に違和感を感じる。
ももが、帰ってくると、途端に家が賑やかになり、自分の家、家族の家としてしっくりした感覚を取り戻すのだと思う。
もも、お父さんも、お家も、ももの帰りを待っているよ。
四年前の公園の散歩〜生後655日
2017年7月17日月曜日 もも1歳9ヶ月16日
四年前の今日、車の修理に姫路に行ってから、自宅に戻り、いつもの公園に行った。
この頃にはすっかり走り回るようになり、「あった!」とか「はい」とか「あれれ」のような単語をたくさん言うようになって来た。言葉にはなっていないけど、かなり沢山発語するようになって来て、言いたいことが、何となくわかるようになった。
そのハッキリはわからないけど、少しわかることが、かえって愛らしかった。今、この時のももに、会えたら、きっと思いっきり抱きしめてしまうに違いない。
熱いポテトと姫路〜生後2115日
2021年7月16日金曜日 もも5歳9ヶ月15日
今日は、ももは、幼稚園をお休みして、朝から姫路のおばあちゃんのお家へ。
毎朝、手をつないだり、自転車に乗せて一緒に駅に向かうももがいないとやはり少し寂しい。
僕が出勤してすぐに妻とももは、車で姫路に向かったらしい。途中でランチをした時、添えてあったフライドポテトがとても熱く、すぐに食べられなかったのが、ももには、少し残念だった模様。ポテトが冷めて食べれるようになった時の喜びの様子を、仕事中に妻が送って来てくれた。
喜ぶことが、出来て良かったね。
仕事中に、ももの様子を見て、お父さんは、こっそり幸せな気持ちになった。ありがとう。
おばあちゃん、おじいちゃんと仲良く遊んで来てね。もも。
ももと空港〜生後451日
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
2016年12月25日日曜日 もも1歳2ヶ月14日
この年の11月頃から、少しずつあるくようになった、もも。そんなももと、妻と、僕の3人で大阪空港に行った。ももに、飛行機を見せてやりに。
空港の屋上デッキ近くのイタリアンレストランで3人で食事をした後、ももと、デッキで遊んだ。
ももは、デッキの植栽を触ったり、引き抜こうとしたり、勝手にトコトコ歩き回ったり、楽しそうだった。
初冬の快晴の日曜日。ももは、歩くために初めて履かせた、靴下にゴム底がついたような、小さな靴で木の板で覆われた、空港のデッキをトコトコ、ヨタヨタ。
まだ歩き始めだったので、こけたりしないかいつも近くで見守りながら、歩き回るその姿を見て僕も妻も笑った。
あっという間に過ぎた、いつもの日曜日。朝起きて、どこに行こうかと話し、ドライブとランチを兼ねて行った空港での一日。
特別なことはない普通の一日なのに、思い返すと、映像だけでなく、光の様子、空気、音、そして、ももを見ていた時の気持ちが甦る。
いつか、このブログを、ももが見て、この日があったことを知ることが、その日のももにとって幸せなことでありますように。
もも。何気ない一日、特別ではない瞬間が、かけがえのないものだと、お父さんもお母さんも、ももと一緒に暮らしながら、学んで行ったんだよ。
ももとハイハイ〜生後348日
2016年9月13日火曜日 もも11ヶ月12日
ももは、いわゆる四つん這いのハイハイをしなかった。歩くまでの間、座った姿勢のまま、足と手でお尻を引きずりながら、移動する独特のスタイルだった。
この姿勢で、僕や妻の顔を見ながら、ニコニコして僕たちに向かって進んでくる様子が、可愛かった。
もう二度と見れないんだな。と思うと少し寂しい。
ピーマン太郎〜生後2114日
2021年7月15日木曜日 もも5歳9ヶ月14日
幼稚園に通うようになってから、ももは、ピーマンを育てている。
どうも、水やりが、多すぎることが続いたようで、幼稚園の先生が、ピーマン太郎の名を語り、手紙を書いてくれた。
「ももちゃん、いつもお水をありがとう。うれしいよ。でも、僕は水を飲み過ぎるとお腹を壊してしまうんだ。だから、ジョウロで一日一回お水を貰えるとうれしいな」と言う手紙。
手紙を貰って、ももは、とても嬉しそうにしていた。ピーマン太郎は、スクスク育ち、今やピーマンを食べれるようになった。
そのピーマン太郎が、植木鉢ごと我が家にやって来た。毎日、ピーマン太郎に話しかけている、ももの様子をを見ていると、ピーマンもぎって食べることは気が引けた。
しかし、妻は違う。あっさりピーマン太郎をもぎって、炒めて夕食にした。ももも、「ピーマン美味しい!」と妻と一緒にパクパク食べる。
大学時代、姉の知り合いの華道家(男性)の方が、私はお花が「可愛いて、かわいいて」と言いながら、枝やらをパチパチ切っていたことをふと思い出す。
ピーマン太郎は、しっかりした歯応えと味で確かに美味しかったが、「食べるのなんか、やだ!」と泣く、ももの姿を見たかったような気もする。