50歳パパと娘の阪神間すみっこ暮らし

50歳で二度目のパパ。阪神間のすみっこで家族3人で暮らしています。

楽しい草遊びと東京オリンピック〜生後2122日

2021年7月23日金曜日 もも5歳9ヶ月22日

今日は朝から神鍋のキッズランドで遊んだ。草の上で、自転車、草そり、スノーボードのような遊具で遊べる。一日大人3000円、子ども2000円と高いかなと思ったけど、とても天気が良く、楽しそうだったので、遊ぶことにした。


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やってみると楽しい。ももだけでなく、妻も僕も楽しい。9時半くらいから、4時間、たっぷり遊んだ。

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遊んだ後、道の駅併設の温泉で汗を流した。温泉に入っている間に、道の駅のレストランが閉まってしまい、食事ができるところを探して、たどり着いたのが「神友タニダハウス」。やや大げさな名前だけど、普通の感じの良い喫茶店だった。ランチタイムを過ぎていたけど、快く対応してくださり、とても感じが良かった。


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神鍋からは、2時間少しで自宅に着いた。途中、阪神間が一望出来る展望台に行った。快晴だったので、猪名川方面から、関西空港、淡路島まで綺麗に見れた。

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クタクタになったけど、楽しい二日間を終え、自宅に帰り眺める「東京オリンピック開会式」。どんな気持ちで、皆このセレモニーを見ているのだろう。

今朝、ホテルを出る直前、NHKで国立競技場に関する番組を放映していた。その最後に登場した建設会社の方が「この建築は100年建築。子どもや孫に、お父さんが作ったんだよ」と言えるのが、誇らしいと語っていた。

その通りだと思う。

でも別の一面から見れば、作った費用は私たち大人は負担することなく、子どもや孫が支払う。平成21年に国土交通省が発表したデータでは、公共施設の総コストのうち、建築費は27%。公共施設を作るとその3倍近いコストが、後世に送られる。

一体、東京オリンピックのために日本中にどれほどの建築物が作られたのだろう。ももや、子どもたち、孫たちにいくらのコストが送られるのだろう。そのコストを説明したら、ももや子どもたちは、大人が作った、この建築物たちを欲しいと言うのだろうか。

さらに開会式の演出や舞台に使われる様々の物品、衣装、プロジェクションマッピングのソフトなど。多くは今日限りのもの。

コロナ禍で成立した予算の予備費30兆円。国会の議決不要の凄まじい税金が、政治と官僚の裁量の下に預けられている。

阪神大震災東日本大震災、コロナ禍。災害が起きるたび「復興」の御旗の下、莫大な税金が費やされ、そのツケが後世に送られる。さらにオリンピック。

東京オリンピック可否の議論のほとんどは「感染防止」。選良と呼ばれる政治家や官僚、評論家の誰か、ひとり位は「コロナ禍で莫大な支出が必要な今、これ以上のコストを、後世に送らないために、東京オリンピックは見合わせよう」と言ったのだろうか。

コロナ禍、東京オリンピック後、確実に日本社会、世界は今よりさらに大きく歪むと思う。僕は破綻を見ずに済むかも知れないが、ももは、見るかも知れない。

まちのすみっこで、目立たず暮らしながら、風の変化、小さな音に耳をそば立て、生き延びる知恵を、僕はももに教えてやれるだろうか。

楽しかった時間の後、空虚なセレモニーの映像を見ながら思った。


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