ほんものの魔法使〜生後2191日
2021年9月30日木曜日 もも5歳11ヶ月29日
何気なく買った本、ポール・ギャリコ「ほんものの魔法使」
しばらく読むことなく放置していた。
今日は久しぶりの出張。静岡県掛川市に行くのに、退屈しのぎに本を持って行った。
簡単な物語り。旅人アダムが、魔術師都市マジェイアに行き、魔術師名匠組合への加入を目指してただの魔法を使うというお話。マジェイアの魔術師たちは、タネも仕掛けもある奇術師たち。そこに本物の魔法を使うアダムが現れる。
本物の魔法に、自分たちの存在価値がなくなると怯え、魔術師たちがアダムを襲おうとする。
アダムの友達の少女ジェインにアダムが言う。
「わからないかい、ジェイン。われわれのまわりには魔法がみちみちてるってことが。(中略)・・・それから、日の沈むときだ。すると夜の魔法が頭上いちめんにひろがる。ちかちかまたたく別世界 ー 恒星、惑星、天の河。はるか遠く見通せれば見通せるほど、ますます神秘はますばかりだ」
6年前、影も形もなかったももが、今、目の前にいる。
手をつなぐと温かく、僕と対話する。
そして、期待もなく読んだ本からは、心に響く奇跡の物語りが語られる。
世界は魔法にみちみちているね。もも。