おきざりと雲〜生後2137日
2021年8月7日土曜日 もも5歳10ヶ月6日
一昨日、寝室のテレビにサラウンドスピーカーを付けて映画を見ると良いのでは思い、帰宅の前にヨドバシカメラでPolkというメーカーのスピーカーが特価だったので買った。
これを朝から楽しく取り付け、ついでにテレビの後ろの配線を整理しようと、寝室でゴソゴソやっていると、ももと妻の罵り合いの声が。
最初は、放っておこうと思ったけど、かなりヒートアップしていたので、様子を見に行った。作業に入る前に、ももと一緒に作ったアクアビーズをももが触って崩れたので、捨てるとか捨てないとか、そういうバトルだった。
ももをなだめて、寝室に戻り、スピーカーの設定に。配線は簡単だけど、設定が上手く行かなかった。そのうち昼になったので、阪急梅田駅の北海道ショップで買ったみそラーメンを作り、食べ終わると寝室で作業をした。
その間、ももと妻は再びバトルを展開、妻は怒り、ももも怒りながら泣く。
ももは「お父さん、お母さんを森に捨ててきて。雪の女王の森より、遠いところに」と恐ろしいことを言い、妻が洗濯機部屋に入ると、そこにセロハンテープを貼って出てこれないようにする。小競り合いは、しょっちゅうだが、今日はまるで30年戦争のようになっていた。
2人を引き離そうと、ももを車に乗せて外に連れ出すと道すがら「ももちゃん、お母さん大嫌いになった。お父さん、お母さんを森におきざりにして」という。
「おきざり」どこで、その言葉を覚えたんだと思う。
家族に漂う暗雲。僕は疲れ、夕食を作る気力がなくなったので、お惣菜を買って帰ろうとするとすかさず「お母さんには、あげなくていい」とやさぐれた一言が。
そのくせ、車が家に近づくと「お母さん、もう笑ってるかなぁ」と妻の様子を気にする。
自宅に帰ると、妻は機嫌を戻していて、ホッとする。食事の後、お風呂に入れると、ももはあくびを連発。お風呂の後、絵本を読み終えると3秒で寝た。
今日は疲れたんだろうなと思う。小さな身体で、ありったけの思いを精一杯、言葉にしていたし。
もも。ももとお母さんの戦いでは、常にお父さんは、ももの味方だよ。
お父さんが味方しても、残念なことに2人の戦いの結果に、ほとんど影響がないことが、少し残念だけど。
今日は夕方から南に積乱雲が。この雲が、我が家の将来を暗示していないことを祈ることにしよう。